2025年8月1日、ヨガ・ピラティススタジオ運営の株式会社ヨギーが東京地裁に破産手続開始を申請しました。
これによりスタジオ・ヨギーは全店舗を閉鎖し、事業を終了することとなりました。
本記事では、破産理由や世間の声などを、現在公開されている中からまとめてみました。
スタジオヨギーの破産理由
それではスタジオヨギーの破産理由についてご紹介します。
破産理由その①競争激化と顧客ニーズの変化
近年、24時間ジムやマシンピラティスなど新しいフィットネス業態が急増。
スタジオ・ヨギーのような従来型ヨガスタジオは価格や内容での差別化が難しく、利用者が他へ流れてしまったと考えられます。
破産理由その②固定費負担が重くのしかかった
全国約26店舗の運営には多額の家賃やインストラクター人件費がかかり、オンラインレッスン「yoggy air」があっても、スタジオ運営の固定費には対抗しきれなかったようです。
破産理由その③労使問題などの内部トラブル
2023年に東京都労働委員会が不当労働行為を認定する命令を出すなど、インストラクターとの間で労働問題が顕在化。
企業の信頼性を損ない、経営の重荷になった可能性があります。
スタジオヨギー破産にあたり、会員さんはどうすればいいのか
スタジオ会員の方向けに、今できることをご案内します。
まず、スタジオ・ヨギー株式会社は2025年8月1日に東京地方裁判所に破産手続開始の申請を行い、管財人が選任されて会社の財産管理や清算が進められます。
これに伴い、すべてのスタジオは即日閉鎖となりました。
会員としてすべき対応
未使用分の月会費・回数券の扱い
管財人から今後、債権届の案内が届きます。
未使用分が返還対象となるか、破産管財人の指示に従って申請することが必要です。
月会費の引き落とし停止確認
引き落としが途絶えていれば良心的な対応とも言われていますが、銀行口座の明細を確認し、異常がある場合は速やかに金融機関へ相談しましょう
オンラインサービス・地方スタジオの動向確認
報道によれば、関西圏のスタジオやオンライン「yoggy air」は今後も継続される可能性があります。該当する方は直接最新情報を確認しましょう
インストラクターへの感謝と連絡
多くのインストラクターが突然の通知に驚いたと語っています。
SNS等で感謝の気持ちを伝えることで、コミュニティとの繋がりを保てるかもしれません
代替スタジオやオンラインレッスンを検討
他スタジオへの移行やYouTube等での自宅レッスンも選択肢です。
これまでのヨガ習慣を続けるため、自分に合う環境を探してみてください。
スタジオヨギーの破産|世間の声
SNSやブログには、驚きと悲しみの声が数多く見られます。
「スタジオヨギー破産のお知らせに愕然としている…少し前から店長の表情が暗かったけど…それでも良いスタジオだったのに…」
「スタジオヨギー破産…いい先生が多くて、質のよいクラスだったから本当に残念」
また、あるブログでは、長年通ったスタジオへの感謝を述べつつ、急な閉鎖を惜しむ声も投稿されています。
これらの声から、スタジオのファンだった多くの人が「突然すぎる別れ」としてショックを受けている様子が伺えます。
スタジオヨギーへの想い
スタジオ・ヨギーは2004年に原宿で開業し、質の高いヨガやピラティスを提供してきました。
解剖学に基づく独自プログラム「ヨギーヨガ」や、丁寧な指導で初心者から上級者まで支持され、多くの利用者に愛されてきました。
利用者やインストラクターにとって、スタジオは単なる運動施設を超えた“心の拠り所”でした。
レッスンを通じて心身の変化を感じ、コミュニティの一員として深い信頼関係が築かれてきた場所です。
また、インストラクター自身も「ここで得た学びが自分の成長につながった」と語っており、ヨガを軸とした学びや人との繋がりを深める場だったことが伝わります。
スタジオがなくなることはとても悲しいことですが、そこで育まれたつながりや学びは、今後も各自の“心の財産”として残り続けるでしょう。
まとめ|スタジオヨギー破産から私たちが受け取るもの
スタジオヨギーの破産というニュースは、多くの利用者にとって突然で衝撃的な出来事でした。
けれどその背景には、フィットネス業界の変化、経営課題、そして時代と共に変わる価値観がありました。
スタジオがなくなっても、私たちがそこで得た「体と心の声を聴く習慣」や「自分を大切にする時間」は、これからも人生の土台として生き続けます。
困惑や寂しさの中にも、これまでの感謝と、これからの一歩を見つめる視点を忘れずに。
大切なのは「どこで」ヨガをするかではなく、「どう自分と向き合うか」。
スタジオヨギーでの時間が、あなたのこれからの豊かさに繋がりますように。